2020年08月01日

[レビュー]居候。リメイク版


今回のレビューは標記の作品です。
プレイ時間約30分ということで気軽に遊び始めたのですが…
流石は老舗サイト様の代表作(?)、筆を取らずにはいられませんでした。

《作品情報》
居候。リメイク版Time note + ticktock様)
ジャンル:恋愛ADV
制作ツール:吉里吉里2/KAG3
攻略対象:2人
ED数:5種類
プレイ時間(公式):約30分
プレイに至った経緯:即売会イベントで頂いたペーパー

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《ストーリー》(ふりーむ!作品紹介ページより引用)
− あの日は・・・よく晴れた日だった -・・・
高校2年生の主人公は、ある日の放課後事故に遭ってしまう。
目を覚ました時、何と自分の身体が好きな人の親友の姿になっていて・・・!?


《レビュー》
今回は、いつもの評価シートは割愛します。

前置きが無駄に長くなってしまったので
作品の内容だけ知りたい方は飛ばしてください。

◆ 前置き
本作は2014年1月にリリースされていますが、
2003年11月にコミックメーカー2(当時流行っていたエンジン)で製作された
「居候。」のリメイク版とのことです。今から17年前ですね。
2003年というと自分は中学生で、
自宅のPCがWindowXPになって1〜2年という頃です。
(学校のパソコン室にはまだwin98やMeのPCがありました。)
「居候。」には出会えていませんでしたが、当時から
いくつかの乙女ゲームやその他のフリーゲームを遊んでいたので
色々思い返すと懐かしいです。
そして、当時から活動されていて今でも現役でいらっしゃるということで
本当に尊敬いたします。

プレイに至った経緯は語ると少々長くなります。
Time noteのAeg様はいつからかお名前だけ存じ上げていたのですが、
あるとき即売会イベントで出店される旨のツイートを見かけて
スペースを訪ねたというのが作品に触れた契機でした。
そのとき頒布されていたのは「それはきっと漫画のような」でしたので
そちらは既にプレイしたのですが(cf. ご感想ツイート)…
同時に頂いていたイベントチラシの作品紹介一覧に
「反応の大きかった作品」として紹介されていたのが本作で、
ずっと気になっていたのでこの度プレイさせていただきました。

因みに、イベントの際に15周年記念本も(体裁に一目惚れして)お迎えしましたが、
この作品をプレイした後に見ると嬉しい内容が沢山あって感動しました!!
(15周年の際(2018年)に実施された人気投票で、歴代登場人物のうち
本作の攻略対象である旗山君が見事1位だったそうです。
尚、投票結果はwebサイトの特設ページにも掲載されています。)


◆ 作品の内容・ご感想

タイトルから、(主人公か攻略対象が)誰かの家に居座るというイメージを
抱いたのですが、そういう話ではありませんでした。紹介文きちんと読んでないのがバレる。

ある日の事故で、主人公の魂がクラスメートの体に入ってしまう―。
「2人の魂が入れ替わってしまう」というパターンはよくありますが、
本作は少し違います。
・主人公が「好きな人の親友の姿」になってしまう
・彼の言動をコントロールするのは主人公だが、彼の魂も彼の中に居る
という状況です。
「好きな人」=斐口(ヒグチ)君
「好きな人の親友」=旗山(ハタヤマ)君
この2人が攻略対象となります。
旗山君になってしまった主人公が、脳内の旗山君に怒られながら(?)
高校生活を送ります。その様子を見ているだけでも楽しいのに、
主人公は旗山君の姿でも相変わらず斐口君が好きという
妙な三角関係が更に面白いです。
旗山君と斐口君がまたいいコンビですしね。

なぜ主人公の魂が旗山君に入ってしまったのか…その点については是非
作品内でご覧いただければと存じます。

ここで少々、ネタバレありで語らせてください(反転)。↓

旗山君、事故の際に主人公をかばうも守り切れていないわけですが、
そういうちょっとカッコ悪い事態?になっているという点がとても好きです。

主人公がどちらかのものにしかならない、
どうしても片方は歯がゆい想いをする羽目になるのが少々切ないですね。
特に悠真君ルートでしょうか。
いや、元々主人公が悠真君に惚れてたの考えると
斗望君ルートでも(神の目線で考えれば)切ない気がします。
ですが、基本ほのぼのテイストなのでそこまで辛くないです
(それに高校生の失恋なので
 人生の一場面として苦い思い出があっても…なんて)。
でもって、攻略対象同士がお互いのことを気に掛けている描写が
きちんとあるのがとても良いです。割と乙女ゲープレイしてると
攻略しなかった攻略対象のことも気にしてしまう性分なので…。

↑ここまで↑
※反転部分を選択しても見れない場合、コピー→メモ帳などに貼り付けでご覧ください

各エンド後に開通するサイドストーリーや
コンプリート後のおまけ要素があるのも嬉しいです。
難易度は丁度良いと思います。当方は自力でコンプリートできましたが
webサイトにヒント+完全攻略も掲載されているので安心です。

それと、個人的な一押しポイントを。
容量が圧縮時9MB, 展開時13MBという驚異の軽さです。音源MIDI?
この軽さで30分(体感1時間くらい?)楽しめるのはすごいです。


2003年の初版公開から17年愛され続ける作品…本当に偉大です。
素敵な作品をありがとうございました!

製作サイト様:
Time note + ticktock


追記:
実はファンアートも描ければと思っていたのですが…残念なラフしか出来上がらず頓挫してしまいましたorz 現代ものx学園もの(制服)のイラストはほぼ初めてということもあり描いてて楽しかったのですが、いかんせん経験値不足だったようです;

posted by 倉下 遼 at 21:09 | Comment(0) | 他作品

2020年07月25日

20.07.25 近況(1) 最近拝見したもの


こんにちは、倉下です。
色々書きたいネタありますが、一気に書くと長くなりそうなので順を追って。
まずは最近見聞きした作品についてです。

1. 別れはバルコニーで
2. スティール・ブルー

1. 別れはバルコニーで
だいぶ前がら存じ上げていたのですが、完結しているときちんと認識できていなかった気がします(汗)。これほどのボリュームとクオリティで、完結していて、フリーで聴けるボイスドラマは他に知りません。ファンタジーなのも嬉しいです!
登場人物が多い&声だけなので、途中で誰が誰だかわからなくなりかけましたが、キャラ紹介ページで確認できました。相関図などもあって親切です。イラストはかの有名なHACKMOCKのムー子様で、豊富なイラストを拝見できたのも満足です。特に高貴な人たちの衣装が魅力的です。
当初バッドエンドを恐れていましたが、救いが皆無というわけではなくて良かったです。途中で辛い別れもありますが締めくくりは爽やかでした。
尚、(まだプレイできていませんが)番外編のADVゲーム「ワルツは幻影のあとで」が先月リリースされています。


因みに、お絵かきのお供に拝聴していたのですが…全部で4時間弱あるにも関わらず、全編聞き終えてもイラストの方は下書きすら終わらずorz。
じきに出すサウトラのジャケット



2. スティール・ブルー
先日レビューを公開いたしました。壮大な作品なのですが、まさかのフリーゲームです。
Twitter用に作ってみたバナー
200714_sb_banner.jpg
裏話をしますと、一見普通のレビューに見えますが最後のリンクから飛べる「番外編」からが本番だったりします(本編の10倍くらいあるかも…)。ネタバレ部分は隠してありますが、ほぼネタバレしかありません。コンプリートまで1ヶ月、そこからレビュー+ファンアート公開まで更に1ヶ月かかってしまいました(途中で別件を挟んだ影響もありますが)。プレイ日記なるものをつけたのは昔コンシューマーゲームを遊んでいたとき以来でした。最初と最後での温度差が分かります(笑)。

ほぼ備忘録(自己満足)で書いたものでしたが…
なんと、製作者様にもご覧頂けました!嬉しすぎます…!!当方などにとってはお雲の上の方すぎて、ご一報頂いた日は震えが止まりませんでしたorz


イラストは、誰を描くか絞りきれずに結局5人描いてしまいました(それでも絞った方)。手をいくら動かしても終わりが見えなくて途中で途方に暮れかけましたが(苦笑)。3人以上(真面目に)同じ画像に納めたのは実に数年振りでした;。シリウス君(左下)は笑顔差分がとりわけ良かったので笑顔にしてみました。因みに、当初シリウス君がマドレーヌ、ツィーさん(中央)がお盆にお茶を乗せて持っていたのですが、お茶が前の2人に被って隠れてしまうので辞めました;
服やアクセサリーの模様など簡略化してしまった部分もありますが、作中のイラストは書き込みが細かくて驚きました。改めまして、本当に素晴らしい作品でした!

因みに、プレイし始めたときのツイート見つけました。


それでは、今回はこの辺りで。
最後までご覧頂きありがとうございますm(_ _ )m


posted by 倉下 遼 at 14:01 | Comment(0) | 他作品

2020年07月15日

[レビュー]スティール・ブルー


こちらでcrAsmのレビューも20本目となりました(ようやく)。
今回はシミュレーションゲームです。
フリーゲームでありながら大作です。
総プレイ時間100時間超にもかかわらずコンプリート(※)するのが惜しいほどでした。
ここまでどっぷりハマった作品は10年振りくらいかもしれません。
※ =全スチル回収

《作品情報》
スティール・ブルー −Steal・Blue−ArioGarden様)
ジャンル: 女性向け恋愛ゲーム(全年齢対象)
制作ツール: WOLF RPGエディター
攻略対象: メイン7人 + サブキャラ
ED数: 15以上(メイン7ルート+サブキャラルート等)
プレイ時間(公式): 1周:7-10時間
プレイ時間(倉下): 1周:14〜20時間、コンプリート:100時間超
プレイに至った経緯: CV担当の方の実況動画を見て

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《ストーリー》(ふりーむ!作品紹介ページより引用)
父親の莫大な借金を背負わされ、貴族の地位を失った姉弟。
あることをきっかけに、「シエルバトー」と呼ばれる
空飛ぶ鋼鉄の船に乗ることになる。

青空の下で出会う、個性豊かな仲間達。
その出会いが、少女の未来を大きく変えていく。

――運命の日。

少女が選ぶ、たった一つの未来とは。


《レビュー》
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この作品の魅力的な点を挙げればきりがありませんが
未プレイの方向けのレビューとして挙げるなら
まずは「ゴールが"ボスを倒す"でなく"借金完済"」という点です。

お金を稼ぐことが第一目的であり、稼ぎ方も様々です。
わかりやすいのに自由度のあるゴールと言えます。

つまりは単なる作業ゲーなのか?
いえ、そんなことは全くありません。
ギルドの依頼や採集先もバリエーションがありますし、
何より7人のメインキャラや
その他のサブキャラ達との様々なやりとりを楽しめます。
1本の決まったストーリーを辿るのではなく
魅力的な仲間たち1人1人とじっくり関われるという点でも非常に満足でした。
恋愛ゲームならではかと思います。

作業のような部分もありますが、随所に出てくるイラストが可愛かったり、
マップやUIも非常に丁寧で見ていて飽きません。
バリエーション豊富な会話イベントが随所で発生するのも楽しいです。
ある意味、作業が苦にならないことに驚かされました。

ゲームシステムについての詳細は
ぜひ公式サイト→Systemをご覧ください。わかりやすく紹介されています。
1,2周遊んでから改めて見ると更に発見もある…かもしれません
(自分はありました)。

長編作品ということもあり、
v1.05でもバグや誤字脱字はゼロではありませんが、
攻略する上で致命的なものには出くわしませんでした。
各キャラを攻略できない場合は攻略サイトも参考になります。

難易度は、個人的には丁度良いと思います。
実況動画を序盤2本ほど見てからプレイし始めたので
若干のヒントは得ている状態ではありましたが、
1周目でもノーマルエンドやバッドエンドには行かずに済みました。

これからプレイする方が知っておくと良いのでは、という情報を
なるべくネタバレが無いようピックアップしてみました
(下に行くほどネタバレ度合が上がります)。
リソースは自分がプレイした経験+一部は攻略サイトの情報です。

★皆様向け
BackSpace → 人物紹介 に攻略のヒントが表示されます。
この内容はストーリーの進捗とともに更新されるので
イベントが発生する都度確認するとスムーズに進められます。

★忙しい方向け(反転)※
・サブキャラはメインキャラ・他のサブキャラとの同時攻略が可能です。
(エンディングを迎える前にセーブしておいてください。)
 但し、一部例外があります。
・所持金が期限までに返済額に到達しなくても、そのまま進めてみてください


★更に忙しい方向け(反転)※
・基本的に、スキルが効果を発揮するのは★が半分埋まってからです。
 また、人に教えてもらう方が早く伸びます。
・スキル上げのために一定期間採集に行かず船に籠るのも有効な策です。
・主人公+攻略対象のみで採集に出掛けることも時には必要です
・メインキャラのうち3人は、所属国に依らず攻略可能です
 (希望を言うことはあるがマストではない)
 (尚、彼らは途中まで他メインキャラと並行で攻略できますが
  シナリオに没入しづらくなる等の理由でお勧めしません)。
・ヴィエイヤールはツィーと同時攻略できません
・アリスとイディオは同時攻略できません(一方のエンドが優先される模様

※反転部分を選択しても見れない場合、コピー→メモ帳などに貼り付けでご覧ください

ここから、キャラとストーリーとについて少々。
主人公のリラちゃん、最初は若干好きになれませんでしたが
進めていくうちに肝が据わってきて好感が持てるようになりました。
気づけば終盤は「何ていい子なんだ…!」と。
シリウスもしっかり者で、船員の皆さんもとても良い人たちばかりで、
会話したり一緒に戦ったりするだけで楽しかったです。
個人的にはサディルとツィーがイチオシです。
サブキャラや、ギルドの皆さんまで非常に魅力的でした。

世界観や一部のキャラの正体など、プレイしていくうちに
気になるところが徐々に明らかになっていくのも良かったです。
時に楽しく、時に切なく、大変良いストーリーでした。
ネタばれせずに語ると何がなんだかわかりませんが(いつもの);
エンドを迎えるたびに脳内でリプレイして余韻を味わっていたものです。
レグルスエンドを見た後は半日ほどずっと頭を抱えて(?)いました。
記憶を消してもう一度この感動を味わいたいくらいですね…。

ひとまずブログでのレビューはここまでにします。
語り足りない部分は別ページに記載しました。
スティール・ブルー レビュー番外編

大変素晴らしい作品をありがとうございました!
公式サイト
posted by 倉下 遼 at 20:35 | Comment(0) | 他作品

2020年04月11日

[レビュー]らいとらいとらいと


今回の作品はこちらです!

《作品情報》
らいとらいとらいと日々雲隠れ様)
ジャンル: 女性向け恋愛ADV
制作ツール: LiveMaker
攻略対象: ー
ED数: 5(+後日談)
プレイ時間(公式): 初回プレイ15分、総プレイ1時間
プレイに至った経緯: 前々から気になっていました

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《ストーリー》(ふりーむ!作品紹介ページより引用)
ノリと勢いで後輩男子が乙女ゲーを作ってくれることに!
後輩に渡されたそのゲームは萌えるのか、
そもそもマトモな乙女ゲーなのか!
オタク男女のゆるいゲーム制作コメディ!

《レビュー》
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2016年12月にリリースされた作品です。
大学のサークル(漫研)に所属するヨミが後輩のライトに乙女ゲームを作らせるというところから始まります。2, 3の選択肢によってライト後輩の作る作品も変わります。
「男に乙女ゲームを」「先輩が作らせる」という斜め上を行く設定(?)に惹かれました。

プレイしてみての感想は、非常に面白かったです!
各種レビューや受賞歴など前評判はあったので良作というのはわかってたのですが、その辺を差し置いてもやっぱり遊んで良かったと思います。
一番良かった点は何と言っても作中に出てくる作品が実際におもしろいという点ですね。全部で5つの作品が出てきます。体験版という位置付けで、序盤はヨミがプレイしています。山場?になると画面が作中のゲームのものに切り替わり、きちんと背景や立ち絵が表示されます。
中には作中でリテイクするものもあります。その辺りのヨミとライト後輩のやりとりも面白いですね。個人的にはホラーx真面目主人公の作品で話が明後日の方向に行くアレがとりわけ面白かったです。
歴史物の方はめっちゃ重いです(笑)作中の作品ながら大真面目に作られてます。うち一作は実際に制作中のようです。

更に、おまけコーナーが丁寧に作られています。ライト後輩の作品を作品紹介で振り返ることができます。そしてコンプリートすると更に…?

システム面は、LiveMaker製で選択肢も少なめということで特に不満もなく読み進められました。

ということで、大変満足できた作品でした。
素敵な作品をありがとうございました!

製作サイト様
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尚、以下にはこの作品をプレイした契機として
作品とは直接関係しない話をつらつら書き綴っています。
自分の備忘録という位置づけですし面白い話ではありませんが
ご興味のある方はご覧ください。



続きを読む
posted by 倉下 遼 at 21:38 | Comment(2) | 他作品

2020年03月07日

[レビュー]MAGIA CONTRACT


細々とレビューを書き続けていましたが、数えてみたらこの記事で18本目でした
(+これとは別にふりーむ!へのレビュー投稿が20本(一部ダブり有))。
最初のレビューから丁度4年でこの本数なので本当に「超細々」ですね(汗)。
それはさておき、今回の作品はこちらです。

MAGIA CONTRACT(マルチテイスト様)
ジャンル:ファンタジー
制作ツール:Light.vn
攻略対象:4人
ED数:10
プレイ時間(体感):5時間前後
プレイに至った経緯:ふりーむで見かけて?

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《ストーリー》(公式HPより引用)
主人公リーベルは、アミュレット(魔法で召喚した守護者)のフォルスと共にエーヴィヒ街にやってきた。
街の領主に魔法使いとしての腕を見込まれ、街を襲う魔物を退治するために呼ばれたのだ。
しかし最近、この街では魔法使いの不審死が多発しているという。
期待と不安を胸にリーベルの新たな生活が始まる。

《レビュー》
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攻略対象が3〜5人いる救いありのマルチエンドのファンタジー恋愛ADV、
且つ主人公顔グラフィックあり&姫とかでない…みたいな作品が昔から好きで、
こちらの作品もふりーむかTwitterで一目見たときからプレイしたいと思っていました。
実際プレイしてみて、期待を裏切らない内容で大変楽しめました!

おおよその構成は、
・プロローグ(二週目以降省略可)があり、
・前半パート(4〜20日目まで毎日マップから行き先を選択)
・後半パート(各キャラルートに分かれ、複数の選択肢を含むストーリーが展開される)
となっています。
エンドは10種類、ノーマル・バッド・各キャラごとにEND1/2があります(END1がハッピー寄り)。
一週目は1時間ほどかかるかもしれませんが、前半パートの要領を掴んでしまえば
あとは各キャラ30分くらいでしょうか…すんなり行けば。

程よく歯ごたえのある難易度でした。
まず前半パートから個別に行くにあたり、
魔物を倒す頻度と気になる彼に会う頻度のバランスを掴む必要があります。
それから個別ルートですね。一発でEND1に行けたのはラウトだけでした。
そこそこ際どい選択肢があってルートによっては数週してしまいましたが(汗)落ち着いて選んで何とかコンプリートできました。
現在、完全攻略はありませんがwebサイトに若干ヒントが掲載されています。
前半パートは魔物退治など繰り返してるうちに作業っぽくなってしまう感もありますが、一方で自由度(ゲーム性)という観点では魅力的でもあります。
後半もなかなか正解にたどり着けないと作業化してしまいがちですが、選択肢があるお陰でインタラクティブとも言えます。
今作に関しては作業化してしまう可能性をなるべく抑えつつもゲーム性をしっかり盛り込んだ、いい按配だったのではと個人的には思います。

お話の方も、とても面白かったです。
世界観は魔法ありの一般的なファンタジーかと思われますが、アミュレットの存在が少し独特かもしれません(もし設定があるのであれば、魔法やアミュレットについての詳細も気になるところです。生死について、その他人間との違いについてなどなど)。
個別ルートに入ってからも他の攻略対象が結構出てきてくれます。サブキャラのレアさんやグランデ領主もですね。主人公とそれぞれの人物の関係性がいい具合に絡み合っています。
そして、作品紹介にもある魔法使いの不審死の真相、フォルスがたまに見せる妙な表情、エメリートはなぜ主人公を気にかけるのか…などなど、前半に引っかかっていた部分が各ルートでどんどんクリアーになっていくので読んでいてとても惹きつけられました。

ちなみに攻略順は、最初フォルスを狙うもノーマルエンドに落ちてしまい、その後ラウト→エメリート→リューゲン→フォルスの順で攻略しました。
エメリートは作品紹介の画像を見た時点でツボでしたし、お話も彼のルートが一番お気に入りです。最後のスチルは本当に最高です!
次点でフォルスも気に入ってます。彼は普通にいい男ですがちょっと口が悪かったりするのがミソといいますか。個別ルートも深いです。

スチルが各キャラ9枚ずつあってとても満足です。立ち絵も素敵です、特にレアさんは見入ってしまいました。マップ画面のちびキャラver.も可愛いです。システムグラフィックもすごく綺麗です。
ボイスはフルではないものの結構入っている印象です。ゆえにゲーム本体の容量は500MBほどとなっています。
BGMはオリジナルで、しばしばお名前を聞く真島こころ様の美しいピアノ曲です。サウンドトラックも無料で公開されています(webサイト参照)。

最後にシステム面についてです。
Light.vn製ということでさほど不便はしませんでした。
1つ注意したいのはセーブ枠が9つしか使えない点です。それぞれの個別ルートに入ったときに保存するために4つ使い、それ以外の5つは適宜上書きするという方針で使いました。
また、v1.00でプレイしていましたがフォルスルートで何度か強制終了してしまいました。
別の(少し前の世代の?)Light.vn作品でも見られた現象です。
問い合わせたところ、可能な対策を施してv1.01にアップデートしてくださったので今後プレイされる方々は大丈夫なはずです。
環境にも依存するようなので、万が一強制終了が生じる場合はこまめにクイックセーブをしつつ慎重に進めてみてください、回避できる可能性があります。

改めまして、全体通して大変楽しませて頂きました。
素敵な作品をありがとうございました!
ボイスドラマも制作中とのことで、完成楽しみにしております。

製作サイト様
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posted by 倉下 遼 at 09:14 | Comment(0) | 他作品

2019年08月16日

[レビュー]理工系男子と秘密の恋愛


お盆休みということでもう1本レビューを書かせていただきました。
今度は乙女ゲーです。レビュー一覧を見返してみて気づいたのですが、
全くSF/ファンタジー要素のない現代モノのレビューはこれが初めてです。


理工系男子と秘密の恋愛(バラ色プリンス様)
ジャンル:恋愛ADV
制作ツール:ティラノスクリプト
攻略対象:5
ED数:5
プレイ時間(公式):一人当たり60分くらい
プレイに至った経緯:以前Twitterで見かけた?

rikokei1.jpgrikokei2.jpg

《ストーリー》(公式HPより引用)
あなたは私立理工系大学「穣京理工大学」の新入生!
あなたが恋したのは、爽やかなイケメンか、可愛げな男性か、筋肉質な男性か、
ふわふわ男性か、少し捻くれた男性か…
ドキドキの大学生活の始まりです!

《レビュー》
eval_rikokei.png

恐らくTwitterで見かけて知ったのだったと記憶していますが、
初めてタイトルを見たときの印象が
「これは自分がプレイしたらいかんやつだ」でした(苦笑)。
機械科出身の人間なので、恐らくプレイしたら
「リアルはこんなんじゃない」と言ってしまいそうで;
ですが好奇心に負けました。

結論から言えば、自分の経験と比較する限りではやはりリアリティの点では正直ううむ…
という感触です(世代の差と、関東圏・私立・単科大学ではなかったという差のせいも
あるのかもしれませんが)(あと機械科以外の事情についてはあまり詳しくありません)。
また、描写も講義や実習というより課外活動がメインです。
男性陣はみんなイケメン枠です(理工系男子がこんなにカッコいいわけがなない(?!))。

ただ、個人の方が製作したフリーゲームですので
リアリティについて突っ込むつもりはあまりありません。
「リアルを追求した<<<作りたいものを作った」作品かと存じますので。
本記事の末尾に2か所だけ気になった点を挙げるに留めます。

気がかりな点だけ先に述べさせていただいた上で、
あとはこの作品のスゴいところを並べていきたいと思います。

まずwebサイトです!
非常にクオリティが高いので是非アクセスしてみて頂きたいです。圧倒されます!
ミニキャラ(「もちもち絵」と言うそうです)が随所に居て癒されます。

同様に、ゲーム中のシステムグラフィックも丁寧に作りこまれています。
システム面について、Tip(用語解説)が組み込まれているのが便利&面白いです。
Tipに使ってる画像も用意が大変だったのではないかと…。
Tipがバックログからもちゃんと見れて感動しました。
セーブ/ロードが若干不便ですが、学科選択以降は1本道なので特に問題ありません。
おまけにクリア後はチャプターごとに見返せるのでセーブ要らず。
シナリオが春夏秋冬で1季節ごとに1チャプターという構成なのがわかりやすいです。

それから作中の背景。これが一番驚きました。
途中で「こんな背景よく見つかったなぁ」みたいなのがいくつかあって、
調べてみたらやはり使用素材一覧に背景素材サイトがありませんでした。
ご自身で製作されているようです。
体感で100枚くらいあったと思うんですけど…ひえぇ。
自前ということでどれもシーンにマッチしているのは勿論、
所々ネタが仕込まれていて、見てて楽しいです。
尚、webサイトで背景素材を配布されています。

背景のみならず、登場キャラの画像の枚数も多いです。
作中で1年間の様子が描かれているので、各季節に合わせた服の差分があります。
スチルは55枚。何よりサブキャラの教授陣の画像枚数には目が眩みますorz
webサイトの動画で見れるので、動画だけでも是非ご覧ください。
教授陣の画像の多さは作者様の趣味由来と思われます。趣味全開は正義!
現在、ボリューム2倍(もっと?)の教授版も製作中のようです。ひえぇ。
半端ないスタミナの持ち主なのではないかとお察しします。

内容について。
先の通りリアリティについては幾分疑問ですが、それでも
大学生時代の記憶を蘇らせるような描写は多々ありました。
冒頭の入学式での教授の挨拶からして非常に的を射てますしね。
また、自分が知らない用語もかなり飛び交っていて良い刺激になりました。
全5学科ものシナリオを書くためにかなり色々お調べになられて、
その点でも非常に大変だったのではないでしょうか
(&作者様のご経歴次第ではチャレンジングだったのではないかと)。

ここを押さえているとより良かったという点を、2点だけ挙げてみます。
まず一番気になってしまったのは主人公が穣理大に入った理由です。
情報科ルートで「何となく大学生活が楽しそうだった」といった記載がありますが、
本来文系寄りの主人公が王道に反して理工学部に入っている、
しかも私立の場合は理系の方が学費が高いのを踏まえると
もう少ししっかりした理由があると良かったです。
「好き」「興味がある」の他、「家から通える」「就職のため」「親のすすめ」
又はどストレートに「出会いを求めて」ですとか。

それから機械科ルートのフレームの溶接作業中の描写で
『あと一歩間違っていたら私は腕を切ることになりかねない』という部分がありますが、
ちょっとどんな状況だったのか想像がつきませんでした(ガス切断?);
直前にゴーグルを外しているので「目を傷めるぞ」という展開でも良かったかもです。
また、ゴーグルより溶接面(マスク)の方が馴染みがあるかもしれません。
あと「自動溶接」というより「半自動溶接」?
自分もCO2とTigしか経験が無い身でとやかく言えないのですが…。

また、これからプレイされる方向けにシステム面の注意点を列挙します。
・最小化→最大化すると画面サイズが伸びることがあります。
 その際は手動で原寸大に戻せます。
・ゲームクリア後にBonusを開くとボタンが効かなくなることがありますが
 ゲームを起動しなおしてBonusに直行すると解決します。
・未読スキップOFFにしていても未読箇所でスキップが止まらないことがあります。
 学科選択直後は要注意。
 (2週目以降に学科選択から開始できる機能があると嬉しかったです。)

余談ですが、webサイトTOP→謎企画ページに
機械科ルートに出てくる鎧塚君の色んな"鎧差分"を乗せたページがあって
非常に面白いです。似合いすぎです(笑)。未プレイでも閲覧OK。

で、機械科ルートばかり言及してしまった感がありますが
登場人物の好みでいうと頭一つ抜けてるのは建築科ルートの彼ですかね。
髪おろし差分と結び差分があるの良いです!紅いマフラーがお似合い。

そろそろまとめに入りますと、
そもそも攻略対象として理工系男子を選んでいるだけでも
一般的な乙女ゲーとは一線を画していて興味深いですし、
何よりひたすら作者様の熱い想いに圧倒された一作でした。
これぞフリーゲームの醍醐味、と感じた次第です。
あとやっぱりもちもち絵がかわいいですね(´v`*

素敵な作品を、ありがとうございました!

製作サイト様
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posted by 倉下 遼 at 09:34 | Comment(0) | 他作品

2019年08月15日

[レビュー]籠の街


自分の製作の方が落ち着いたので、ようやく心置きなく他作品をプレイできます。
ということで、今更ながら今年初のレビューを。
見つけた経緯を失念してしまったのですが、自分の作品以外の
フリーのRen'py作品ということで前々からプレイしてみたかった作品です。


籠の街(稲海様)
ジャンル:(ファンタジー?)
制作ツール:Ren'py
攻略対象:4
ED数:8
プレイ時間(公式):1時間30分前後
プレイに至った経緯:Ren'py作品ということで気になっていました

kagono1.jpgkagono2.jpg

《ゲーム紹介》(ふりーむ!紹介ページより)
「少年は自問自答を繰り返す。」

街に住む大人になりたくない少年が、
人の思いに触れて少しだけ成長するお話。


《レビュー》
eval_kagono.png

v1.11でプレイしました。

Ren'py製です。操作感がめっっっっちゃ軽快です!!!サクサク読めます。
ロールバックできるし!!!
(バックログは今作だと未実装ですが最新作にはあります)。

Ren'pyのデフォルトのGUIが大幅に変更される以前の作品。
立ち絵は下の方まで綺麗ですので、
メッセージウィンドウを消すときは「H」キーかマウスホイールクリックで。

その日の最後のシーンから翌朝に移るときに
うっかりクリックしすぎるとエフェクトがすっとんで
「突然朝になったな」感が出てしまうのもRen'py特有といいますか(笑)
(対処法が無くはないが少々手間…)

初回、Readmeの記載に気づかずおばあちゃんルートに行ってしまいました;
これからプレイされる方はプレイ前にReadmeをご覧ください。
でないと某ルートで出てくる手紙が全員分見れなかったりもするので…。

-

立ち絵はもちろんシステムグラフィックや背景、BGMも含め趣があります。
キャプチャ画像の雰囲気に惹かれたらプレイしてみることをお勧めします。
尚、コンテストも受賞されています。

お話は、何とも言えず感慨深いものでした。あと、ありきたらない。
最初は「どういうお話なんだろう?」という感覚で、読み進めていくうちに
だんだんこの世界観で何があったのか見えてくるのが良いです。

プレイし始めたときからこの作品はどういう落としどころに落ち着くのか
気になっていましたが、とても良い感じに結びとなりました。
マルチEDという点も生きています。
あまり恋愛ADV以外でマルチEDをやった記憶がないので新鮮でした。

稲海さんの作品を2作プレイさせて頂いて(2作目については後述)、
登場人物の会話に臨場感があるのが面白さの1つかと感じます。
「お話の中の会話」でなく「人の会話」といいますか…。

余談ですが、基本的に主人公以外のキャラに名前が無いのも
少し不思議な雰囲気を醸し出しているようでした。
坊や、お嬢様、おばあちゃん…。
(加えて、主人公の名前の意味は作品の展開と無関係ではない…?)

この作品の裏側にどのような作者様の思想があったのかも気になっていたので、
あとがきの方に記載があって良かったです。

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ところで、同じく稲海様の作品で
好きだ!好きだ!大好きだッッ!!」の方もプレイしました。

面白かったです!!!めっちゃ笑いましたw
告白シーンだけ切り取ったような短編作品なのですが
それがどうしてここまで面白いのか…とてもセンスか何かを感じます。
あとタイトル好きです!
(自分がシナリオ中に「好きだ」なんて絶対書かない性分なので尚更?)。

こちらはRen'pyのデフォルトのGUIが変わってからの作品なので、
Ren'pyで作るとどんな作品になるのか知りたい方にもオススメです
(crAsm作品はそこそこ改造してしまってるので…)。

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以上です。素敵な作品を、ありがとうございました!

製作サイト様


posted by 倉下 遼 at 10:02 | Comment(0) | 他作品

2018年12月23日

[レビュー]Magical x Hearts


今までレビューを書くときは初回プレイ時でしたが
今回は数年前に1度プレイした作品をリプレイしてみたというものです。
前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。


Magical x HeartsBabyClan 様)
 ジャンル:乙女向け 恋愛ADV
 制作ツール:吉里吉里2
 攻略対象:3名
 ED数:11
 プレイ時間(公式):プロローグ共通部分20分+各ルート60分〜120分程度
 プレイに至った経緯:数年前にプレイして気に入っていたので

MH1.jpgMH2.jpg

《ストーリー》(公式HPより引用)
魔法学園で学ぶ主人公。
立派な魔術師になる為に毎日頑張っているけれど、進級試験に落ちちゃった......!

そんな彼女のまわりには

ちょっぴり過保護な幼馴染の教官 シュオン
調査の為に学園に滞在している軍人 ルイ
異国からやって来た新入生 ラス
そして不思議な迷い猫。

なんだかひと騒動起こりそうな予感......?

恋に目覚めるマジカル・ファンタジー

《レビュー》
eval_MH.png

【前置き】
まず上記の「作品情報」がゲーム本体に同梱の説明書.txtを見るだけで埋まることに感動しました。

作品公開は2011年9月です。恐らく数年前にサーチエンジンかレビューサイトさんで見つけてプレイしたのかと。この作品の公開前に前作のStrange!をプレイしたはずで…何と言いますか、思い入れのあるサークル様の1つです。

自分の中で長いこと「初めてフリーの乙女ゲーをやる人に1作目として勧める作品!」という位置づけでした。残念ながらあまりリアルの女性とは付き合いが無いので1度しか実行できませんでしたが;今でもその地位は不動なものの、紹介しろと言われても内容を説明できないほど記憶が減衰しているのは気になっていたので、この度リプレイに至りました。

数年前の作品ではありますが、現在も作者様も創作活動を続けられているので紹介する上でも安心感があります。最新作として「はじまりのエターナル」が2017年4月に公開されています。続編製作中とのことなので当方はそれまでのお楽しみとして取っておいています。


【ご紹介】
すみません、前置きが長くなりました。
ようやくMagical x Hearts本編についてです。

休暇に追試の勉強をしている主人公が、その間の日常やハプニングを通して攻略対象の誰かに惹かれていくというのが大枠。
シナリオはほのぼの・ギャグ・シリアス、そしてドキドキ・甘々な恋愛シーンと、どれも描写がバランス良いです。何と言いますか、"個人経営だけどしょっちゅう店の前の道路脇に車が着いているケーキ屋さんのケーキ"みたいに美味しくいただけます(よくわかんない比喩)。濃厚ですが重たくないし飽きないです。うーん、ネタバレ無しでありきたりでないことを書くのは難しい。

スクリーンショットを見るだけでキャラやシステムグラフィックも素敵なのは一目瞭然ですし、公式サイトの公開情報もしっかりしてますし、とやかく言われなくても知りさえすれば自ずとプレイしたくなってしまう作品かと思います。実際乙女ゲープレイヤーさんの中では超有名作で、多方面でレビュー・実況などもあります。なので此処では2点だけ、事前に知っておくと良いかもしれないことを綴っておきます。

(1) プレイ中、バックログの閲覧方法がわかりませんでした;同梱の説明書.txtに記載があります(起動前に読んでないのがバレる;)
履歴表示:R /マウスホイール上 / メニューバー⇒メッセージ履歴の表示
だそうです。尚、最新作では1クリックで閲覧できるボタンが用意されているようです。

(2) 公式HPの作品紹介ページに「攻略のヒント」があります。内容は各キャラの好みの傾向や分岐の判断箇所などでして、完全攻略ではないので、単に答えを知るのが嫌な方もご安心ください。寧ろ闇雲に色んな選択肢で試すより良いかと(その点、自分は失敗したなぁと…)。
伏せ字でない部分から引用…『選択肢を選んだ直後の内容等で判断してください』とあります。選択肢は全部セーブしても2割ほど余裕があるので安心してセーブできます。

あと、作品紹介ページ及び説明書.txtに世界観の説明があります。


【個人的な感想】
起動時の音楽を聞いただけで脳内メモリ上に作品の世界がぶわあっと展開されました。
作品全体でオリジナルBGMがとても良い仕事をしています(尚、一部は一般のBGM素材)。特に 02.大好きな時間/08.Waltz/12.Colors of Hearts がお気に入りです。

何かプレイし始めたときに「え、シューちゃん(シュオン)こんなにイケメンだっけ?!」となりました。昔の記憶に従えば「ルイさんステキぃぃぃー!!」となると思ってたんですけど。もちろんルイさんもやっぱりステキなのですが、いや、何か、なんでしょう。…でもやっぱりルイEDの最後のスチルで完全に持っていかれ、「やっぱりルイさんだわ、うん!」と妙に納得しました。いや、でも自分の中で確実にシューちゃんの株が上がってますよ数年前よりも!
もちろんラスも格好良いのですが、誰にでも良くしてそうな感じがあったせいか、他の2人ほどは印象に残らず。でもラスが一番!っていう人も絶対居るというのはよく分かります。実際、作品紹介ページにある人気投票の結果では3人とも同じくらい人気です。

それから、やっぱりサブキャラの存在がしっかりしている作品は面白い傾向があります。今作で言えばマリベル、アンリ君、カミラ先生が特に。話が面白いとか魅力的なキャラであるだけでなく、物語の進行に重要な助言を沢山してくれています。そして主人公の背中を押してくれる。あと猫さんも。照れるマリベルと恋バナで目の色が変わるカミラ先生がとても良いです。

全体通して深イイお話でありつつ、ギャグシーンでは声出して笑ってしまう箇所も少なからずあります。どのキャラも表情がコロコロ変わるのも良いですね。ハッキリ笑ったり驚いたり照れたり。一方で、微妙な表情の差で繊細な表現しているところもあり、本当にお見事です。


以下はネタバレを含みます。ご覧になられる方は、
「続きを読む」リンクが出ていればクリックを、
そのまま続いていればスクロールしてご覧ください。
未プレイの方はタブを閉じるか戻るボタンを押してください。

制作サイト様





続きを読む
posted by 倉下 遼 at 10:46 | Comment(0) | 他作品

2018年11月26日

[レビュー]ミニレビュー10連発


最近なかなかレビューを書けていなかったので、Twitter上で「#いいねされた数だけ好きなゲーム紹介する」というタグを使って今までプレイした作品(のうち原則レビューを書いていないもの)について簡単に綴ってみました。
倉下の基本コンセプトは「入手できない作品は宣伝しない」だったのですが今回はミニレビューということもあり一部それを逸脱しています。ご了承願います。


幸いにしてレビューを書き終えるまでに10この「いいね」を頂けましたので
順次紹介して参りました。次のとおりです。

まずはこちら。補足ですが、ふりーむ!の紹介ページはこちらです。




「虚構英雄ジンガイア」は過去のイベントで頒布された作品です。
頒布方法へのこだわりについてはwebサイト内のブログをぜひ御覧ください。
(19.7.8追記)現在は少々変わった方法で入手可能となっています、詳細はこちら
もちろん倉下も持っていますので、気になる方は連絡フォームなどからご相談ください。







活動漫画屋さんの作品はこちらより購入・DLができます。






次の作品、画像を表示できなかったので此処にサイトバナーを貼ります。



ラスト。同作者様のマンガの方もまた素敵なので是非ご覧頂きたいです!


以上です。

はじめは溜まっているものを吐き出したらスッキリするのでは?というつもりで始めてみたものでした。ですが、140字しか書けないももどかしいですし、記録が無いので記憶を辿って書くのも困難極まりなく…今までプレイ時に記録を残してこなかったことを非常に後悔しました;もう一度プレイし直したい衝動に何度も駆られました。

兎にも角にも…お付き合いくださった皆様、ご覧くださった皆様、各作品の製作者様、大変ありがとうございました!

posted by 倉下 遼 at 20:43 | Comment(0) | 他作品

2018年05月28日

[レビュー] BOYS IN MY HOUSE -after the memory-


2016年1月に公開されたフリーゲーム「BOYS IN MY HOUSE」は
倉下としては初めてレビューを書いた作品だったりもして思い入れがあります。
当時の記事はこちら
その続編「BOYS IN MY HOUSE -after the memory-」が2018年4月に公開されました。

BOYS IN MY HOUSE -after the memory-deli様)
 ジャンル:女性向け恋愛ADV
 制作ツール:LiveMaker
 攻略対象:2人
 ED数:8つ
 プレイ時間(体感):5〜6時間
 プレイに至った経緯:心待ちにしておりました

bimh2_1.jpg bimh2_2.jpg

《ストーリー》(公式HPより引用)
未来から来た少年達と過ごしたあの四週間から、もうすぐ一年。
博士号の取得間近であるあなたは、彼等との思い出を胸に、日々の研究に精を出していた。
そんな最中、あなたは思いがけず未来の世界へタイムスリップしてしまう。
そこに居たのは、成長し大人になったカイトとフレン。
あるはずないと思っていた再会。
荒廃した世界で、止まっていたあなたと彼らの時間が再び動き出す・・・・。

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今回は評価シートは描かずに気楽に感想を語らせていただきます。


【内容】

・ロゴに作品の読み方書いてあるの地味に良いですね
・最初のカイト/フレンの選択画面がすごいカッコよく仕上がってます!!
・回想があるー!なんたる親切設計!!
・咲さんの研究実績が博士の役に立つというくだりが良いです
・途中の車で戦うシーンがカッコイイ!

カイトはよくもまぁサラっと恥ずかしい(?)こと言えるなぁ…
内面もイケメン。普通の女の子ならころっと落ちるのでは。

いやしかし、フレンルートではカイトが、
カイトルートではフレンが背中押してくれるのいいですね!

deliさんの作品の大きな魅力の1つに「表情を描くのを妥協しない」が
あるのではないでしょうか。だからこそ染み入るものがあります。
自分はよく顔が見えないようにして誤魔化してしまうので;
構図が難しそうなスチルも面倒がらずにすばらしい…尊敬です。

咲とカイトは同い年になっても何だか咲の方がお姉さんぽいですね。
カイトがしっかり者の弟的な感じなのかも…。
お互いがお互いのこと認めあって支えあってるのステキですね。


【システム】

ネタバレになるといけないのであまり語りませんが
選択肢と分岐が面白い仕様になっています。
難易度が高いわけではないのでノーヒントでお気づきいただけるのではないかと。

ストーリーを読み進めていくと解禁されるサイドストーリーは
どのタイミングで読もうか迷ってしまうのですが、
内容が割と回想だったりもしてクリア後に読んでも案外問題無いものですね。

さほど苦ではないですが、スクリプト中で文書をコピペしている箇所があるのか
一度読んだ文が別ルートで登場したときにスキップできないのが
多少気になったりはします(前作のときもでしたが)。
とはいっても、どう処理したものか制作側としては難しいですよね;


【前作の復習】

半分プレイしたところで一度前作をプレイし直しました。
昔のフレンほんとやんちゃだなぁ〜とか
カイトこんな品行方正な子だったっけと、とても懐かしかったです。
意外と忘れていたシーンやスチルもあったので
やっぱりやり直してよかったです。
改めて見ると前作もほのぼの寄り?な作風ながら
よく作り込まれててボリュームもありますね。
そしてこんなに甘かったっけ!ずっとニヤニヤしてました(´∀`*


【ネタバレを含む感想】
(反転↓ここから)
[フレンルート]
・ミラの「二人とも(中略)昔からあんまり器用じゃない」で笑
・ドーナツ食べる咲さんちょーかわいい!!
・博士の発明で救っていくスタイルいいですね
・久々に見ると8年前のフレン幼い…そしてかわいい!

[カイトルート]
・カイト知的だし素直だしいいですねぇ…「本当は戦いたくない」というのが切実
・一緒に料理いいなぁ(´∀`*
・布団でごろごろするシーン好きです
・そういえばふたりとも咲からもらったもの落とすなよ!とツッコm(ry
・時々甘えるカイトが良い…

[共通]
・実験装置が完成するか否かが運命の分かれ目、というのがすごく上手いなぁと。
 完成すれば帰る、完成しなければ残るがトゥルーエンド?になっているようで。

・強いて言えば彼ら以外との描写が多くないので
 普通に作品をやっているだけだと残る方が良く見えてしまいやすくも…
 元の時代の描写自体は前作にもありましたが、
 あちらでも彼らとの暮らしがフォーカスされているので。
 しかしながら、博士号取得を目指しているという設定や友達であるミコトの存在など
 限られたボリュームの中で咲の元居た時代での生活に
 重要感を持たせているのがお見事です。
 カイトが、咲が研究を頑張ってるのを知ってて応援してるのも良いですね。

(反転↑ここまで)

【おわりに】
前作のほのぼのに加えメタル?っぽいBGMやキャラの入れ墨など
ヘヴィなテイストが色濃くなって
deliさんの好みや持ち味が一層出てる感じがしてすごく気に入りました。
何より前作・今作で年の差を8つ縮めて再会するという絶妙な設定が
すんごく面白い
んですよ!!!(もっと早く言いたかった)
一夜の夢を元にされた作品(deliさん談)というのがまたミソなんだと思います。

素敵な作品をありがとうございました!!

制作サイト様



posted by 倉下 遼 at 20:50 | Comment(0) | 他作品