2020年04月11日

[レビュー]らいとらいとらいと


今回の作品はこちらです!

《作品情報》
らいとらいとらいと日々雲隠れ様)
ジャンル: 女性向け恋愛ADV
制作ツール: LiveMaker
攻略対象: ー
ED数: 5(+後日談)
プレイ時間(公式): 初回プレイ15分、総プレイ1時間
プレイに至った経緯: 前々から気になっていました

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《ストーリー》(ふりーむ!作品紹介ページより引用)
ノリと勢いで後輩男子が乙女ゲーを作ってくれることに!
後輩に渡されたそのゲームは萌えるのか、
そもそもマトモな乙女ゲーなのか!
オタク男女のゆるいゲーム制作コメディ!

《レビュー》
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2016年12月にリリースされた作品です。
大学のサークル(漫研)に所属するヨミが後輩のライトに乙女ゲームを作らせるというところから始まります。2, 3の選択肢によってライト後輩の作る作品も変わります。
「男に乙女ゲームを」「先輩が作らせる」という斜め上を行く設定(?)に惹かれました。

プレイしてみての感想は、非常に面白かったです!
各種レビューや受賞歴など前評判はあったので良作というのはわかってたのですが、その辺を差し置いてもやっぱり遊んで良かったと思います。
一番良かった点は何と言っても作中に出てくる作品が実際におもしろいという点ですね。全部で5つの作品が出てきます。体験版という位置付けで、序盤はヨミがプレイしています。山場?になると画面が作中のゲームのものに切り替わり、きちんと背景や立ち絵が表示されます。
中には作中でリテイクするものもあります。その辺りのヨミとライト後輩のやりとりも面白いですね。個人的にはホラーx真面目主人公の作品で話が明後日の方向に行くアレがとりわけ面白かったです。
歴史物の方はめっちゃ重いです(笑)作中の作品ながら大真面目に作られてます。うち一作は実際に制作中のようです。

更に、おまけコーナーが丁寧に作られています。ライト後輩の作品を作品紹介で振り返ることができます。そしてコンプリートすると更に…?

システム面は、LiveMaker製で選択肢も少なめということで特に不満もなく読み進められました。

ということで、大変満足できた作品でした。
素敵な作品をありがとうございました!

製作サイト様
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尚、以下にはこの作品をプレイした契機として
作品とは直接関係しない話をつらつら書き綴っています。
自分の備忘録という位置づけですし面白い話ではありませんが
ご興味のある方はご覧ください。




以下、あまり作品自体とは関係無い内容です。この作品を手に取った背景について、個人的な語りです。

実のところ、過去にプレイした作品の中でビジュアルノベルの中でビジュアルノベルを作っているシーンがあって、そこで萎えたという経験がありました。仲間とビジュアルノベルを作ってコミケに出て、あまり売れなかったけど感動して…といったものでした。この手の経験は一度だけではないような気がします。他にも、歌の中に「歌う」という歌詞が出てくる等もあまり好きになれず。メタ的といいますか安直といいますか…。単に自分が青春系・お涙頂戴系をあまり好まないだけかもしれませんが。
(※念のため…好みは人に依りますので、自分の好みと合わない作品を否定するつもりは一切ありません。)

とはいえ、そうした類の作品でも面白いと思えるものはあると思います。自分の知るものでは「SHIROBAKO」ですね。アニメの中でアニメを作ってる作品ですが、主人公とその友人たちは各々違う道を歩んでいたり、世代間のやりとりもあったり。専門的で知的な面白さもあれば、アニメ業界のみならず社会人あるあるな部分もあり…と、非常に面白かったです。(尚、映画版はまだ見てません。)
また、アニメであるがゆえに、彼女らが作ったアニメを作中で流せるとい点はこの手の作品の利点かと思います。それにしても、作品内でアニメ制作あるあるなピンチや失敗(作画崩壊とか)を取り上げているということで、SHIROBAKOの製作陣は一切の妥協が許されなかったと察します(実際クオリティ高いと思います)。

そんなことを考えつつ、ビジュアルノベルの中でビジュアルノベルを作る類のもので面白いと思えそうな作品はあるだろうか?と考えたときに、脳内に舞い降りてきたのが前々からプレイしたいと思っていた本作でした。例えメタっぽくてもギャグなら全然オーケーですし、「男が乙女ゲーを作る」という点には問答無用で惹かれました。

実際遊んでみて非常に面白かったわけですが、その理由を整理してみます。おおよそ前述の通りですが改めて…。
まず、ギャグであるという点。自分が基本ギャグ・ほのぼの・ハッピーが好きなので単に好みと一致したとも言えますが;
それから、作中で作られた作品がしっかり出てくる、しかも面白い。ここが大きいと思います。
そして、単に完成させるだけでなく、経緯(過去に作ろうとして頓挫したネタを流用したなど)やリテイクのやりとりがあるなど、製作者あるあるに共感できる。
そんなところでしょうか。
本当に、自分の肌に合わない感じのメタ感・ベタ感が無くて、全編通して安心して楽しめました。
posted by 倉下 遼 at 21:38 | Comment(2) | 他作品
この記事へのコメント
レビューのご連絡ありがとうございます!お返事はこちらでよろしかったでしょうか?
楽しんでいただけたとのことで、レビューまでしていただきありがとうございます!
劇中劇が面白いかどうかは特に気を使った部分でしたので、面白いと言っていただけて嬉しいです!「劇中劇はダイジェストだからつくるの簡単だろ」くらいの軽いノリで制作を始めた結果、世界観を5個考えるのがべらぼうにしんどかったです(笑)
この度はありがとうございました!お互いにゲーム制作頑張っていきましょう!
Posted by 式部 at 2020年04月13日 21:50
わー早速ご覧いただきありがとうございます!!
すみません、ご連絡の際に返信先の記載を失念しておりました;こちらで大丈夫です。
コメントも頂き、裏話までお伺いできて嬉しいです!
やはりあれほどの劇中劇だと簡単には書けませんよね^^;
本当に、作中のヨミさんの如く夢中になって読んでしまいました。
改めまして、此方こそ素敵な作品をありがとうござました。今後もお互い頑張りましょう!
Posted by 倉下 at 2020年04月14日 19:23
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